夜9時になったらケータイの電源を切る。10時になったら解除。
電話がこないように、というか出るのが嫌だから。

だけど今日は0時近くにきた。電話に出た。
寂しいという言葉をないがしろにした。
そしたら切られた。

もうしばらくして、またかかってきた。出た。
泣いてた。

私は生活するために、忙しくなるからもうあまりかまえないんだよって言った。
別れる?って聞いた。
わっと溢れるように泣かれた。

でも私は泣くなと言った。電話もそのまま絶対切るなと言った。切らせたらいけないような気がした。

あの子は黙って私の話を聞いていた。

とりあえずテストが終わる26日以降まで連絡はしないこと。
別れる、別れないを考えること。
26日以降に必ず連絡すること。
話したくなければ、もう連絡しなくていいこと。

きつい約束。
あの子は話せばわかる子だから。

好き?と聞かれて、好きと言えない理由を話した。
別に今他に好きな人がいるわけでもなく、まして彼氏ができたとかでもなく、ただもうすごく好きではなくて普通に好きになってしまったと。
弟みたいな、恋愛対象外と。

私がかけ直す嫌さよりも、向こうがかけるときの辛さを知っていながら忘れてた。
言われるまで忘れてた。
知ってたよ。
自分も似たようなことがあったくせに、人のことには気づかない。・・・最低。

あの子が泣いて訴えるまで忘れてた。
一番辛くて、苦しい立場だったのはあの子。
私はいいように逃げただけ。

知ってた。

逃げた。

いつかこうなる日がくることはわかってた。
ただそれが今日だっただけ。
私が悲しくなるはずなんてないと思ってた。

知ってたよ、いつだって泣きそうな声で邪魔にならないように、控えめに電話してきたこと。
いつも変なところでしっかりしてて、誰よりも気遣い屋さんって判ってたよ。

ごめんね、こんな女で・・・。

ごめんね、謝っても謝りきれないけど、ごめんね。

誰よりも逃げてたのは私だったよ・・・。

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